【院長だより】肥満のはなし

肥満は高血圧症、高脂血症、糖尿病の原因となり、動脈硬化を促進して脳卒中や虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、認知症につながる最も重要な危険因子です。

成人の場合肥満度にはボディマス指数BMIが用いられ、22が標準体重、25以上が肥満とされています。

BMI=体重kg ÷(身長m)²

若い時にはBMI22を目標とすることが動脈硬化の予防に有意義ですが、高齢者ではBMI25位が統計的に長生きとされています。

高齢者では無理な減量は筋肉や骨量の低下を生じ、フレイル(虚弱)につながる危険がありますので注意が必要です。

 

すっかり秋も深まりました。年1回の特定健診・健康診査をまだ受けていない方はぜひお受けください。