9月14日の毎日新聞3面「仲畑流万能川柳」欄の秀逸句に、
ヘルパーに支えられてる家族の和
という私の作品が掲載されました。
現在65才以上のいわゆる高齢者人口は、おおよそ25%で4人に1人となっています。そして、高齢者が高齢者を介護する「老老介護」や、認知症の介護者が認知症になる「認認介護」といった状況さえみられるようになってきました。
これに対して、介護保険制度や、最近では地域包括ケアシステムといった方策が構築されつつあります。
そのような中、病気や高齢のためADL(日常生活動作)が低下した高齢者が自宅での日常生活を健やかにおくるためには、医療よりもヘルパーさんによる介護の方が大きなウェイトを占めることが多々あります。そしてそれは、介護負担によって生ずる家族関係の摩擦の緩和にも大きく役立っているのです。
これからも患者さんやご家族を中心に、医療や介護に携わる人たちがお互いに協力し合って、よりよい環境づくりのお手伝いをしてゆければよいと思っています。