「年頭所感のはなし」の中で超高齢社会を迎えた我が国では「健康寿命の延伸と地域包括ケアシステムの構築」が最も重要な目標であると述べました。
地域包括ケアシステムというのは、高齢者や介護が必要な人たちが自宅で安心して暮らせるように、本人や家族(自助)をはじめ、地域の人たち(互助)や、行政(共助・公助)が協力し合うというものです。在宅医療や訪問看護、介護サービスも連携し合って支えてくれます。頼りになる相談窓口として地域包括支援センターがあります。
先日、久喜東地区の「あったか会議」に参加させていただきました。東地区の人たちや行政の方が80名ほど集まり「やさしい地域づくり、隣り近所で支える体制づくり」について熱心に話し合いました。認知症の人や家族にどのような手助けができるかというテーマでした。
当院としても医療の立場から最大限の協力をさせていただきたいという思いを新たにしました。
晴れた日には久喜からも富士山が見えます。