【院長だより】映画「国宝」のはなし

観客動員数が1000万人を超える大ヒット作となった映画「国宝」は、
冒頭、極道の親分が死に際に見せた一世一代の美学から始まります。

女形として天性の才能を持ったその息子・喜久雄は、やがて鍛錬の極みを尽くした芸で観るものを幸福境に誘い、自らは恍惚境に至ります。

人間国宝となった喜久雄が、憧れ到達した究極の景色は、側からは眺められませんが、そんな美学を堪能させていただきました。

蚊の少ない酷暑でした