【院長だより】フレイルのはなし

年を取るにつれて体力の低下や気力の低下が生じるようになりますが、日常生活でサポートが必要になる「要介護状態」の一歩手前の状態を「フレイル」(虚弱)といいます。

フレイルは脳梗塞や認知症、転倒・骨折などにより容易に要介護状態になってしまいますが、対応の仕方よって健康な状態に戻すことができます。

それには、筋肉の形成・維持に必要なたんぱく質をはじめとして十分な栄養をとることや、適度な運動をすることと共に、社会とつながりを保つことが大切です。また、薬物治療としては漢方薬の人参養栄湯の有用性が評価されています。

体重減少、筋力・歩行速度の低下、気力の低下などフレイルに心当たりがある方は、早めにかかりつけ医にご相談ください。

 

一生にちょっと似ている観覧車